SPICE-Kiss

ツールドにっぽん(しまね&とっとり)⑪

翌日は、鳥取砂丘に並ぶ鳥取県の自然遺産"大山"の麓にある「植田正治写真美術館」へ

故・植田正治(1913-2000)は、世界で最も注目された日本人写真家です。生地(鳥取県境港市)を離れず、山陰の空・地平線・そして砂丘を背景として、被写体をまるでオブジェのように配置した植田正治の演出写真は、写真誕生の地フランスで日本語表記そのままにUeda-cho(植田調)という言葉で広く紹介されています。もちろん、植田正治の作品はこのような作品ばかりではありません。70年近くに及ぶ作業活動を通して、我々に常に斬新で多彩なイメージを掲示しています。アマチュア精神を抱き続けた偉大な写真家の軌跡は、まるで日本の写真史そのもののようでもあります。(HPより)

雄大な大山の自然に溶け込む現代建築は、お隣島根県出身の建築家高松伸氏の設計。
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水面に映る逆さ大山
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大きな雲の帽子を被った大山
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家族写真 1949年
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シリーズ「砂丘モード」より
デザイナーのTAKEO KIKUCHIの広告写真 1983年
この帽子が宙に浮いているような演出は、実はアシスタントの方が何度も何度も帽子を投げたけど、どうしても上手くいかず、最終的に釣り竿で上から吊して撮ったという逸話が。 植田氏70歳の時の作品です!
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シリーズ「砂丘人物」より
こうもり傘をさす女性 1950年頃
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世界最大のカメラレンズが設置された映像展示室
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ここではカメラの内部にいるような感覚を楽しめます。
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Paperskyの編集長ルーカスB.Bが以前手がけていた、東京のサブカルチャーをバイリンガルで紹介するカルチャー雑誌「TOKION」16号(2000年)で、当時80歳を超えた植田正治氏とコラボしています。
表紙は、もちろん砂丘で傘をさした増殖ルーカス(笑)
     
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ここを訪れるまで植田正治という写真家のことは全く知らなかったのですが、昭和に撮られた多くの写真は不思議とノスタルジーを感じさせず、コントラストのきいたモノクロの演出写真は、まるで現代アートのように斬新で、すっかりUeda-choの奇妙な世界のファンになってしまいました。


今回の山陰の旅で一番強く印象に残っているのは、最初に行った佐太神社とここ植田正治写真美術館です。
ここへはきっとまた足を運ぶと思います。


いよいよ次の目的地で最後となりました。
大山の麓の素敵なパン屋さんに向かいます~



 
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by spice-kissed | 2012-09-25 23:19 | Tour de 島根&鳥取